2022/11/16

 青木淳研究室(藝大)の新有楽町ビルでの「テンポラリーなリノベーションとしての展覧会」を迷ってこれは無理だな〜と思って優しそうな人に声をかけて一緒に考えながら行った。

主体が探りながら歩くことで建築という空間の再解釈、リノベーションを行っている、それがコンテンポラリーな振る舞い、つまり展示作品てことかな。そのコンテンポラリーな振る舞いを通じていつもと違う見方、解釈を手にする。建築って、建築の意味とか使い方は人によって異なる解釈が多様にあって、それは言語を介さないものという前提が自分の中にはある。今回は言語的なルールと説明に従って、建物の解釈を各々が作り上げていく展示だった。だからこそ、説明を読み解く能力、日本語能力がなければ、排除されてしまうという怖さが建築の言語フリー的な側面と反対にあるからこそ、排除が明確に存在するよなとも思った。

聞いたら、有楽町のこのビルを使っている人にこそ、こんなところもあるのかという発見して欲しくてって言っていた。それは展示でやることなのかなと考えている。展示はあくまでも外に向けてのイベントな気がしていて、展示を使っている人に向けている感覚はしない。